声をかけ、話を聴く
悩んでいる事に気づいたら、
「どうしたの?」「大丈夫?」「もし良かったら話を聞かせてもらえませんか」など勇気を出して声をかけ、話を聴いていきます。
相手を否定せず、話をそのまま受け止める事が大切です。
話を聴くために、すぐにでも出来る技法がある一方で「心から受容して聴く」というところは難しいところです。
できるものから取り入れて、その時の自分の精一杯の力でで話を聴いてみましょう。
■話しやすい雰囲気をつくる。
温かみのある表情や態度でゆっくりと話す。
■うなずき、あいずち、繰り返しをしながらじっくりと悩みを聴く。
(うなずき)
首をうん、うんと振る。
(あいづち)
そう、へぇー、なるほど、うん、ああ
など短い言葉を間に入れて聴いている事を伝える。
(繰り返し)
キーワードになる言葉を繰り返す。
「もう、眠れなくて・・」と言われたら、「眠れない」と語尾を下げて伝え返す。
「眠れないんですね」と優しく言う。
■肯定する(自分の価値観とはちがっていても)
「腹が立って、家中を壊してしまいたいよ」⇒×「君、そんな事はしては駄目だよ」
○ 「家を壊してしまいたいほど、腹が立つんだね」
■相手の気持ちを言葉にする
「そう考えると不安だろうねぇ。」「眠れないのは、辛いよね」
■質問ばかりしない
続けて質問ばかりすると、責められているような気がします。
質問した内容について、じっくりと話や気持ちを聴いてから、
次の質問をします。
■ねぎらう
「そんなに苦しい中、よく頑張ってきたんですね」